注目の素材 ファイトケミカル

健康志向の人たちに、ファイトケミカルが注目されていますが、まずは、ファイトケミカルが何なのか、健康のために正しく明確にしておきましょう。

【ファイトケミカルとはなにか】

ファイトケミカルは、またはフィトケミカルという言い方もします。ファイトケミカルのそのままの意味を伝えれば、「植物性化学物質」のことです。

植物性化学物質とは、 化学的には毒物なども含む化学物質全般のことを言いますが、一般的に私達が受け止めいるファイトケミカルの意味は、 通常の身体機能維持には必要とされないけれど、健康にいい影響を与えるかもしれないとされる植物由来の化合物のことを言います。

ファイトケミカルの概念以前の問題として、私達は、 通常の身体機能の維持に必要とするモノに対してばかり意識を傾けていたのかもしれません。しかし、実際に健康になれる由縁は、そのようなものばかりに依存するだけではないことをあらかじめ知る必要があります。

通常の身体機能維持に必要とされるモノ以外にも、いろいろ健康になるかもしれない栄養素が存在しているということをファイトケミカルは教えてくれています。

【ファイトケミカルの歴史】

ファイトケミカルは、歴史の中で、薬として活用されて来た経緯があります。あのヒポクラテスは風邪への対処としてヤナギの葉を処方したと伝えられています。そして現代社会において、 ヤナギの樹皮から抗炎症作用を有したサリシンの要素のみ取り出しアスピリンへと繋がったとされ、 それがファイトケミカルのひとつとして考えることができます。一方では、ファイトケミカルは毒物や幻覚剤としても利用された歴史も持っています。

ファイトケミカルは、歴史を遡っても、通常の代謝に必要なものというとらえ方ではありません。ファイトケミカルを摂取しないでも、人間の身体に欠乏症が起こるということではありません。

【抗酸化物質】

ファイトケミカルの多くは、果物や野菜の色素や辛味の成分であり、「抗酸化物質」として身体のなかで上手く作用してくれることです。

トウモロコシの黄色は、ルテインであり、トマトの赤い色は、リコピンです。ブルーベリーの青はアントシアニンです。さらに、ファイトケミカルでは、 抗発がん性を期待出来るものが多くあります。

ファイトケミカルは、非常に多くの化学物質をさす言葉であり、アリストロキア酸など発がんの性のあるものもここには含まれて来ます。

【ファイトケミカルという共通語】

イソフラボン、アントシアニン、カテキン、カプサイシン、セサミン、リコピンなどがファイトケミカルと呼ばれるものであり、多くの人たちが、ファイトケミカルに注目する前から、この成分ならこの野菜に入っているということをある程度既に知っていることかもしれません。

ファイトケミカルはビタミンやミネラルと同じようにして、「抗酸化作用」を強くもつ「第7の栄養素」とも言われるようになり、ファイトケミカルというワードによって健康志向への共通認識をより私達が持つことができたともいうことができます。