カンタキサンチンとゼアキサンチン

カロテノイドも、ファイトケミカルのひとつとして捉えることができます。 カロテノイドとは、色素のことを言います。それは、植物だけでなく動物にも多く含まれ、現在、カロテノイドは750種類ほど確認されています。

カロテノイドは、抗酸化作用として、最近では、 ポリフェノールとともに注目度も高くなって来ました。天然の色素がしっかり紫外線から身体を守ってくれます。

【カンタキサンチン・ゼアキサンチン】

カロテノイドの種類には、カロテン系とキサントフィル系があり、カロテン系は、αカロテン・βカロテン・γカロテンなどです。

キサントフィル系には、ルテインや、ゼアキサンチンやカンタキサンチン、フコキサンチン、アスタキサンチン、アンテラキサンチン、ビオラキサンチンなどがあります。

カンタキサンチンは赤色で、サケ、マスに含まれ、強い抗酸化作用があります。

ゼアキサンチンは黄色でトウモロコ、卵黄にあり、血液網膜関門を通過します。

【カンタキサンチンとは】

カンタキサンチンという名前は、普段あまり聞かないかもしれませんが、ファイトケミカルの視点からは欠かすことができない成分として考えていいでしょう。1950年に食用キノコの中に含まれていることが発見されました。

養鶏では、鶏肉になるブロイラーの肉質の色調強化に使用したりすることもあり、鶏のエサに入れることで、卵黄の色調強化に利用されることもあります。ギンザケ、ニジマス等の養殖にも、飼料中添加することがあります。

このカンタキサンチンにも、がんや皮膚の色素沈着、白斑に効果が期待出来ると言われています。さらに遺伝性の病気の骨髄性プロトポルフィリン症の日光に対する過敏症に効果があるとされています。

薬物による光線過敏症、日光が原因の痒み、人工日焼けなどにも効果を期待することができます。

【ゼアキサンチンとは】

ゼアキサンチンも、それほど多く聞く名前ではありませんが、ファイトケミカルとして注目度が高いです。緑黄色野菜以外にも、ミドリムシにも含まれている成分です。

ゼアキサンチンは、βカロテンに似ている脂溶性の物質であり、ルテインと原子の結びつきが違うだけで基本の働きは似ていると言っていいでしょう。

目の黄斑部、水晶体に多く存在し、網膜を保護する効果を発揮してくれることでしょう。

ゼアキサンチンは、ファイトケミカルの注目されている働きでもある強力な抗酸化作用を期待することができます。

人間の身体で黄斑部にあり、紫外線やパソコンやテレビなどから発するブルーライトから守ってくれて、目の健康維持に関与してくれます。ゼアキサンチンは、人間の身体のなかに存在する成分ですが、体内で合成することはできないので、黄斑部がダメージを受けることで消費されていく一方だということも注意をしなければなりません。

加齢によって起こり得る目の病気のために、ゼアキサンチンを意識的に摂取する意識が大事です。